インターン受け入れを振り返る - 岡山のホームページ制作・Web制作会社|株式会社スイッチ

インターン受け入れを振り返る

Kato

こんにちは、デザイナーの加藤です。
今年もあと残り2ヶ月ですね。時の流れの早さに怯えてしまいます。

スイッチでは数年前から定期的にインターンの受け入れを実施しています。
今回はその取り組みについてご紹介したいと思います。

▎はじめに

今年は9月に中国デザイン専門学校から2名の学生が来てくれました。
ビジュアルデザイン学科在籍中でデザイナー志望のお二人です。
スイッチの社員にはこちらの学校の卒業生もいるので、ご縁がありますね。

今回のインターン期間は5日間!
限られた日数ですが、会社としてもインターンに来られる方にとっても
得るものがある機会にしたかったので、それが実現できるプログラムを検討しました。

弊社といえばwebデザインですが、初心者の方がいきなりweb制作に挑戦すると
その枠のあまりの広さに、何から手をつけて良いのやら迷子になると思います。
教える側にとってもまた然り…大切なことを全て伝えようとすると際限がないです。
限られた期間の中で、膨大すぎる知識を広く浅く入れ込むより、
まずは地に足をつけながらwebデザインを学べる方が良いのではないか?

ということで今回はwebデザインの第一歩目を踏み出すのに最適な
バナートレース(模写)から学んでもらうことにしました!

▎インターンの実施

Webデザインを学ぶ初歩としてバナー制作の良いところは
決められたサイズの一枚画像で完結しているところです。

中でもトレース(模写)は、完成度の高いデザインの制作過程を辿ることで
レイアウトのコツや色の使い方を学ぶことができるのはもちろん、
IllustratorやPhotoshopの操作方法に慣れることも同時にできるため非常に勉強になります。

ただあるものを無心でなぞるのではなく、考えることと分からないことを調べる力が必要です。
時間をかけて丁寧に拾い上げていけば、簡単にできそうなデザインでも
緻密な計算のもと設計されていることが少しずつ見えてきます。

今回は直接写す「トレース」より少し難易度を上げて「模写」でバナーを作成してもらいました。
色もスポイトで拾ってすぐに答えを出すのではなく、自分の目でみて色を判別すること、
フォントも文字間もまずは全て「見て」考えて、見本に近づけることを大切に進めていきます。

インターン生の二人ともはじめてのバナー制作とは思えないほど
短時間で完成度の高い模写をされたので驚きました!
そこそこ難易度の高いバナーを見本にしてもらったので、ソフトの機能を探し当てて
さらに使いこなすのは難しかったと思いますが、その経験も今後の糧の一つになればいいなと思います。

その後はもう一つオリジナル課題として1からバナー制作にも取り組んでもらい、
完成後のデザインチェック(講評)からのブラッシュアップなど、
より細部にこだわり完成度を上げていく訓練などを経て5日間のインターンシップは終了しました。

インターンシップ後は学生を直接指導されている先生とフィードバックの時間などを設け、
さまざまなことを客観的に振り返ることで、より今回のインターンシップを
意味にあるものにできたのではないかな、と思います。

▎まとめ

私自身はじめてのインターン受け入れで「どこにゴールを設定するか」「どこまでのことができるか」など
悩むところが非常に多く、業務との兼ね合いの難しさで戸惑ったところもありましたが、
インターンに来てくれたお二人から「参加できてよかった」という
言葉をいただけたので、とても嬉しかったです。

プログラム内容の設定やスケジューリング、実際の指導の難しさなど
体験しなければ分からないたくさんのことを学ぶことができ、非常に勉強になりました。

スイッチとしても今後、インターンを受け入れていくための土台づくりになる
要素の一つを得ることができたのではないかと思います。

今回ご協力いただいた社内のみなさん、インターンに来てくれたお二人、担当してくださった先生、
ありがとうございました!

それでは失礼します。